気の合う仲間達と旅をしているような、そんな風景を連想させてくれるアルバムです。旅先で見た壮大な景色に感動し。旅先で出会った人達との出会い、別れを繰り返し。仲間達で喧嘩をしては仲直りし、旅という物を通し友情を深めて行く姿を連想させてくれます。
一度でも仙台に来た事が有る方は何となく分かると思うんですが、僕の地元でもある仙台のような風景を連想させるアルバムです。「都会と共存する緑」と言えば良いのでしょうか。「まだ発展途中の都会」の中で生活する人達や、都会の中で逞しく育つ「緑」をイメージ出来ます。
自分自身が物語の中へ飛び込んだようなそんな気分にさせます。それもそれも壮大なスケールの・・・。オープニング曲では物語の始まりに相応しい目の前に広がる雄大な山々が広がり、後半にかけて奇想天外な出来事を繰り返しながら物語が進んで行く。最後の曲ではまるでエンディングを飾るのに相応しい曲で、自分自身が飛び込んだ物語の回想を感じる事が出来るはずです。
ロッキングチェアーに腰を下ろした一人の老人が、自分自身の生涯を回想しているような光景を連想させるアルバムです。嬉しく、楽しい時もあれば、怒り、悲しみに暮れた時もあり。しかし将来の夢へ向けてただひたすらに努力を惜しまず生きて来た。老人は、夢を実現する事は出来たのか、出来なかったのか。それは聴者自身の感じ方によって変わると思います。
まず、「Clark - Body Riddle」は大変素晴らしいアルバムだと思っていて、文字数が許すので有れば一曲一曲、僕が感じる世界感を紹介したい。それぐらい思う作品です。一曲目で聴者は非現実的な世界を連想させられます。しかし、二曲目以降からは喜怒哀楽を連想させるような曲の数々、まるで人の精神面を見ているような、そんなアルバムです。
フィールドレコーディングを多用しいるせいも有るとは思うのですが、そこら辺に有る楽器や、物を使ってセッションしながら曲を奏でている姿を連想させてくれます。暖かい日差しが挿す午前中、自由なスタイルで「ゆるく、のんびり」と。
現地で音を録っているので、現地の光景を連想出来るのは当たり前なのですが。それがSven kacirecの手によってより一層その世界感に入る事が出来るような気がする、そんなアルバムです。現地の光景を連想するというよりは、体験しているに近いような、自分自身が旅に行って体験している気分になれます。
丘の上でNorah Jonesの演奏会に参加している気分になれます。それもただの演奏会では無く朝から晩まで続く特別な演奏会。皆、おもいおもいのスタイルでNorah Jonesの美しい歌声と演奏に身を任せる。ちょっと肌寒い朝方、眩しい朝日が登ってくると「演奏会が始まるんだ」という高揚感に辺りは包まれ、夜になるまで続き、最後は星空を見ながらしっとりと終わる。そんなアルバムです。