網守 将平が選ぶ「暖もとれる音楽」

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網守 将平が選ぶ「暖もとれる音楽」

12月2日に新作「SONASILE」をリリースする網守 将平さんに冬にぴったりの音楽をセレクトしていただきました。

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網守 将平

網守 将平

音楽家。作曲家。東京芸術大学音楽学部作曲科卒業、同大学院音楽研究科修士課程修了。2013年日本音楽コンクール作曲部門1位(室内楽)等受賞歴多数。学生時代より、クラシックや現代音楽の作曲家/アレンジャーとして活動を開始し、室内楽からオーケストラまで多くの作品を発表。作品はパリ、ロンドン、モントリオール等海外でも広く演奏され、NHKFMの現代音楽関連番組でも取り上げられている。また東京芸術大学大学院修了オーケストラ作品は大学買上となり、東京芸術大学大学美術館にスコアが永久保存されている。2010年以降は電子音楽やサウンドアートの領域においても活動を開始し、美術館やギャラリーでのライブパフォーマンスや他アーティスト楽曲のリミックス、映像作品への楽曲提供、マルチチャンネルによるサウンドインスタレーション作品などを発表。近年はポップミュージックを含めさらに横断的且つ総合的な活動を展開し、様々な表現形態での作品発表・ライブパフォーマンスを行っている。またコラボレーションワークも積極的に行っており、原摩利彦、大和田俊、梅沢英樹など多くのアーティストとの作品制作を断続的に行っている。2017年、梅沢英樹との共作アルバムをHome Normal(英)よりリリース予定。

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暖もとれる音楽

Bethlehem, We Are On Our Own /

Bethlehem, We Are On Our Own
Yoga'n'ants

実は日本発。グラフィックデザイナーの江森丈晃氏のユニット。最近は活動していないらしい。アシッドフォークやカンタベリー等明らかなリファレンスの存在が仄めかされていながらも、どうやって作られているのかがわからない。とてもめんどくさいことをやって作られているのだけは明確。

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Jo Kondo Chember Music / Ensemble L’Art Pour L’Art

Jo Kondo Chember Music
Ensemble L’Art Pour L’Art

ドイツの現代音楽アンサンブル、Ensemble L’Art Pour L’Artによる近藤 譲の室内楽作品集。音楽とその言説共々、近藤譲の音楽存在と冷静且つ軽やかに関わっていく姿勢は、圧倒的にカッコよくて圧倒的に正しい。頭が冴え渡る。

Burundi Black /

Burundi Black
Burundi Black

シングル盤。アフリカ現地で録音された音のサンプリングとピアノとシンセが、ひたすら淡々としたビートに乗せられて進むバージョンと、アディショナルな音が存在せず、なぜかダブっぽく聴こえるバージョンが収録されている。気力が湧く音楽。リミックスしてる人のことはよく知らないけど。

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Ars Magis Subtiliter /

Ars Magis Subtiliter
Ensemble P.A.N.

古楽アンサンブルEnsemble P.A.N.(Project Ars Nova)の、主に14世紀の世俗曲を集めた作品集。当時のフランスの作曲家Solageの「Fumeux Fume Par Fumee」目当てに購入した一枚。この楽曲のラディカリズムとスリルは21世紀でも健在。Ensemble P.A.N.によるバージョンが最も聴きやすい。

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Alters of Science / Marcus Schmickler

Alters of Science
Marcus Schmickler

Pluramon等のユニットでも知られるMarcus Schmicklerの、Edition Megoから2007年にリリースされた作品。リテラルに暖をとるような音楽ではないかもしれないが、ソリッドな音響で目を 覚ますのもある意味暖のとり方。自らに耳がついていて、「聴く」機能がついていることを再認識できる。

In the Morning We'll Meet /

In the Morning We'll Meet
Giorgio Tuma

スペインの名門ポップスレーベルElefant RecordsからリリースされたイタリアのシンガーソングライターGiorgio Tumaの2nd。とても洗練されていて日本人好きそうという感じがするし実際自分も好き。クリスマスっぽい。リード曲「New Fabled Stories」のMVは若干コワイ。

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Suite For Ma Dukes /

Suite For Ma Dukes
Carlos Nino & Miguel Atwood-Ferguson

J Dillaのトリビュート盤。アメリカ西海岸音楽シーンの最重要人物Carlos Ninoと、ヴィオラ奏者でありながらオーケストラも書けてしまうMiguel Atwood-Fergusonがコラボレーションした「Find Away」は圧倒的。

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Mort Aux Vaches /

Mort Aux Vaches
Kozo Inada

錚々たるサウンドアーティスト達がリリースを重ねるMort Aux Vachesからのリリース。とても地味で、そこが大好きな作品。こうした音やシーンの存在について、10年代の宴も竹縄な昨今、別の語り口でもう一度考え直していきたい。

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