shotahiramaが選ぶ「ノイズの鱗屑から膿まれるビザールミュージック」

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shotahiramaが選ぶ「ノイズの鱗屑から膿まれるビザールミュージック」

post punkをリリースされたばかりのshotahiramaさんに2度目のセレクトをしていただきました。 非常に濃く、それでいて鋭いセレクトとなっております。是非ともお楽しみください。

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shotahirama

shotahirama

ニューヨーク出身の音楽家、shotahirama(平間翔太)。中原昌也、evala、Ametsubといった音楽家がコメントを寄せる。畠中実(ICC主任学芸員)による記事「デジタルのダダイスト、パンク以後の電子音楽」をはじめ、VICEマガジンや音楽ライターの三田格などによって多くのメディアで紹介される。Oval、Kangding Ray、Mark Fell等のジャパンツアーに出演。代表作にCDアルバム『post punk』や4枚組CDボックス『Surf』などがある。

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ノイズの鱗屑から膿まれるビザールミュージック

とある事象から逸脱する事で自分を知覚している訳ではなくて、ほんとはそっちと混ざれるなら一緒に鳴りたいとすら思ってる。だけれど、現実はクソみたいで、誰もが耳を背ける冷たくて悲惨な外野で生きていくしかない。遮断と拒絶の中にあるビザールミュージック
Journey from Anywhere /

Journey from Anywhere
Compound Eye

廃墟と化したオリジナルインダストリアルの制御から抜け出して30年。しかし今もなおこうして極光のような発光現象をノイズシーンに可視出来る形で映し、束となった射影に耳を墜とす。音は現象で、いつだってそれは偉大である。

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Crux / Flayed /

Crux / Flayed
Organum / Eddie Prevost

ノイズ、その効果や働きが死して停まり、附着するビザールが蠢く。チョークやステイプルトンまでもが饗宴するいつかの何処かの説話のような神々しさはしかし化膿した響きとでも呼べる程にむしろおぞましく醜い音で連なる病気の様な音楽。

A Missing Sense / Rasa /

A Missing Sense / Rasa
Nurse With Wound / Organum

現実から現実模倣へと感染していく不具合な振動は、耳に触れるとコピーされるミームで。まるでひとつの臓器を形成していくように音楽を奏でるそれは贓物さながらに脆く美しい。事象を逸脱していく音動は生物的で逞しい。

天皇 /

天皇
Noise

現実はクソみたいで、誰もが耳を背ける冷たくて悲惨な外野で生きていくしかない。遮断と拒絶の中にあるそれっていうのがこの1枚に搔き毟ったように記録されている。ノイズは鏡で、どっち側もクソみたいだ。

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Pigs For Lepers /

Pigs For Lepers
Smegma

壊物が集い壊れた物で壊れた音楽を奏でる。ノイズに鱗屑したビザールがあらゆるモラルから遠くに投擲される姿はフリーミュージックというよりは運動会。音楽を放り投げた音楽抛棄のジャンクすぽると。

A Disassembly /

A Disassembly
Konstruktivists

不幸感や虚無感、毎朝起きる度に自分の心が内側に収まってるかどうか不安で仕方が無い。朧げになっていく2歳の娘に触れる手が彎曲している。僕は心が不安定なので裏面1曲目の「フランシス・ベーコン」は二度と聴けない。

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Mimir /

Mimir
Mimir

音が連なる襞は幾十にも重なり、擦れてくぐもる響きがイメージを抛棄させる。剥離した蹄の奥底で揺すられる骨と微震する静かな項、沸騰する眼球。暗闇の中、響きだけを頼りに駆け抜けるすべての美しい馬へ捧げよう。

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post punk /

post punk
shotahirama

僕だ。僕のCDだ。これ以上のものは作れないという気持ちで作るが、完成すると後悔しか残らない。ネガティヴミュージックは好きだが、創作という行為はポジティヴな意欲で溢れている。危ういが、だから生きていける。誰よりも速く。

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