Firoが選ぶ「積極的に逃げてみるための音楽」

イベントなどが多い夏ではクラブや野外などで音楽を聴くのも楽しみのひとつですね。暑いときには爽快感を感じることができる音楽でよい思い出を作りたいものです。今回はアーティスト活動の他にも放送用音楽制作などで活躍されている「Firo」さんに「積極的に逃げてみるための音楽」というテーマで音楽を選んでいただきました。盛り上がりすぎず、かといって静かでもない絶妙なセレクトをお楽しみください。

Firo
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Ecstasy & Friends

フュージョンの完璧な対象化。一歩下がって見てみれば違う景色が広がる。真に受けなくたって大丈夫。すべては絵空事、すべては夢うつつ。

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Surf's Up

とにかく「Till I DIe」と「Surf's Up」を。ブライアン・ウィルソンの深遠に寄り添いながら、統一感バラバラのこの1枚に意識は遠のいていきます。

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Aftathoughts Vol.1

コズミック・エレクトリック・ソウル。ブンブンうなるベースと重いビートがカッコよすぎます。スピリチャル・ジャズ&ソウルの進化系のような。たどり着くのは宇宙の彼方か。そこから浮世を俯瞰してみる。

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Ambivalence Avenue

いったいいつの時代の音楽なのかわからなくなるような。タイムマシンに乗って逃避行。ポップワールドに惑わされてるうちに元の世界までぐるっとひとめぐり。

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14

はかなくて繊細なのに豊かな世界が広がる。どこか乾いてて突き放すようでもあります。ナイーブかつ軽快。おぼつかない足取りで逃げつく先は、きっとまだ見たことのない場所。

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I Want You

構成も曲も、全くすきの無い完璧な1枚。そして、むせるような濃厚な官能の世界(笑)。時々はこんなとこに逃げ込んでみるのもありかも知れません。

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Nowhere

轟音ギターの壁の後ろに、繊細と虚無を抱えて逃げる、みたいな若者たち。美しい旋律とギターアンサンブルが光ります。フィードバック音に身を預ければ"どこでもない"所へトリップ。

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CAUSERS OF THIS

佳曲の数々と甘い歌声にとろけて気持ちは彼方へ飛んでいきます。引いてるのにポジティブ。ポップと先鋭と音響の愉悦。うまくかわしていくことの大切さと強靭さ。