haruka nakamuraが選ぶ「光の午後を包む、歌」

2011年を迎えて未だに寒い冬が続いていますが、音楽を聴いて少しでも気持ちを盛り上げていきたいところです。今回はコンピレーションアルバム「pneuma」にも参加しているアーティスト「haruka nakamura」さんに「光の午後を包む歌」をセレクトしていただきました。ゆったりとした午後を優しく包んでくれるような素晴らしい音楽の数々をお楽しみください。

haruka nakamura
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fragments

この声と音楽は
春の木漏れ日のように暖かく
花は枯れるからこそ美しいが
このアルバムの香りはずっと思い出に漂っている
何年も聴き続けている作品

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A Bird In The Hand

Predawnさんを初めて聴いた時の衝撃は忘れない
このアルバムには収録されていないけれど
「Tunnel Light」という曲をとても大事に聴いている
「10minutes with Predawn」というアルバムに収録されていて
けれどそれはもう完売している様子
いつか歌ってもらうのが夢

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Madoromi

今回のテーマで最初に思い浮かんだsawakoさん
「Bitter Sweet」も悩んだのだけれど、
何といってもこのアルバムの「uta ta ne」という曲のMVがあり
その作品が本当に素敵。傑作。あの映像を眺めながら曲を聴いて
ゆったりと終わらない午後を過ごしたい

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Drape

午後の陽だまりの中
幸福な夢をみて、まどろみながら
部屋に鳴り続けていて欲しい幸せな音
本人の人柄が溢れ出ている深い優しさに満ちた作品

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剃刀乙女

彼女が歌い出せば
その世界は一瞬で隅々までを包み込む
1曲目、冒頭のアルペジオから
やがて降りてくる歌声に思わず感嘆の溜息が
その天賦の才に、聴いているこちらが感謝すら覚える

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ハルモニアの娘

8人の女性が奏でる美しい聖歌
CANTUSの歌声はどんな時間も優しく包み込む
「Hodie」という曲を聴くといつまでもそこに居たい様な感情が訪れる
教会はもちろん、重要文化財などの場所で演奏会を行う独自な活動もとても尊敬している
新作を待ち焦がれている

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海辺より

音楽を「奏でる」のではなく
音楽そのものが生きた記録のような
生まれたままの音
だからこそ、それは奇跡のように美しく
静寂の海辺に
音楽は今日も流れ着く

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Still Crazy

水谷浩章さんが率いる楽団「Phonolite」
原田郁子さんの「青い闇をまっさかさまに落ちていく流れ星を知っている」
での名演も記憶に深く刻まれている
このアルバムの林 夕紀子さんが歌う「Still Crazy After All These Years」は
冬の間永遠にリピートしたい
全てが最高に素晴らしい