バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ

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バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ

バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ

クリーヴランド管弦楽団

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ハンガリーの作曲家バルトークが晩年に完成させた代表作「管弦楽のための協奏曲」は1944年のクーセヴィツスキーとボストン交響楽団によって初演され大成功を収めた。 セルは翌シーズンにはさっそくクリーヴランド管やニューヨーク・フィルとのコンサートでこの曲をとりあげ、さらにはヨーロッパ・ツアーでも演奏した。それから約20年後の1965年にようやく録音を完成させたのがこのアルバムである。 カップリングのヤナーチェクの「シンフォニエッタ」は、母国チェコの体育協会から全国大会のファンファーレを依頼され、それを発展させて小さな交響曲を完成させたもので、13人編成のブラスバンドがオーケストラとは別に配置され輝かしいファンファーレを朗々と演奏する。いずれも精緻なアンサンブルによる磨きぬかれた透明度の高い響きと、端正な表現、一分の隙もない造形の均衡が揃った名演である。(Amazon.co.jpより)

バルトーク:管弦楽のための協奏曲/ヤナーチェク:シンフォニエッタ ジョージ・セルは、1929年から37年にかけてプラハのドイツ歌劇場(現プラハ国立歌劇場)の音楽監督を勤めていたこともあり、チェコ音楽を好んで取り上げた。「シンフォニエッタ」は、セルが録音した唯一のヤナーチェクの作品だが、彼の卓越した指揮能力が凝縮された名演である。クリーヴランド管も輝かしい冒頭のファンファーレに始まり全曲を通してどのセクションも明快で同時に精緻なアンサンブルを形づくっている。バルトークの「管弦楽のための協奏曲」は、終楽章の大胆なカット(426~555小節)とカット前に418小節のフレーズを4回繰り返すというセル独自の演奏により、音楽評論家からは黙殺されているが、とにかく素晴らしい演奏である。一度は聴く価値はあると言えよう。セルは1944年12月の世界初演から1年1ヶ月後の1946年1月にはすでにこの曲をクリーヴランド管とニューヨーク・フィルと演奏、以来この曲をレパートリーにしているが、その時のエピソードとカットについての詳細はライナー・ノーツに所収されている。 クリーヴランド管弦楽団 The Cleveland Orchestra 1918年創立のアメリカの"ビック・ファイヴ(5大)"オーケストラの1つ。セヴェランス・ホールを拠点とし、夏季はブロッサム音楽祭のレジデントオーケストラとして活動している。歴代の音楽監督・常任指揮者は以下の通り。 ニコライ・ソコロフ(1918-33)、アルトゥール・ロジンスキ(1933-43)、エーリヒ・ラインスドルフ(1943-46)、ジョージ・セル(1946-70)、ピエール・ブーレーズ(1970-72)、ロリン・マゼール(1972-82)、クリストフ・フォン・ドホナーニ(1984-2002)、2002年からはフランツ・ウェルザー=メストが音楽を務める。 特に、ジョージ・セルの24年に及ぶ音楽監督時代に飛躍的にレベルを上げ、セルのヨーロッパに育まれた伝統的な美とアメリカの完全な資質が見事に溶け合った理想的な演奏を繰り広げた。正確完璧な技術に加え、室内楽的とまで評された純度の高いアンサンブル、微妙なニュアンスの表現力などが特徴とされ、世界の一流オーケストラとしての評価を決定づけた。(Amazon.co.jpより)

SongList
  1. 管弦楽のための協奏曲Sz116●ヤナーチェク
  2. シンフォニエッタ

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