DJ SODEYAMA。テクノ、ハウスシーンの重要人物であり、世界のクラブやフェスティバルで DJ としてプレイし、耳の肥えたミュージック フリークスから絶大な支持を得ている。10 代の頃から夢中でレコードを買い漁り、DJ としても毎週のようにギグをこなしてきた。 貪るように音楽を聴き、向き合う生活の中で彼の多角的で唯一無二の感性が育まれてきた。ARPA RECORDS から過去にリリースした作品は、 SVEN VATH、RICHIE HAWTIN、JOSH WINK、DUBFIRE をはじめとした世界中のトップ DJ にプレイされ、今作からも NINA KRAVIZ がいち早 くプレイし、発売前にも関わらず、既に大きな反響となっている。 そんな彼の DJ SODEYAMA 名義では、8年ぶりの新作となる『TWELVE PROCESSING』を moph records と ARPA RECORS の両レーベルより リリースする。独特の音の捉え方と豊富なアイディア、ユーモアによって体現され、コンセプチュアルに作られた『12』の楽曲が今作には 収録されている。彼の DJ 同様、フリーキーな内容でありながら、一貫された美意識が見え隠れする艶やかな色気のある空気感を纏っている。 フロアで受ける様々なインスピレーションが生き物のように渦巻くグルーヴ感が作品全体の躍動感となって感じることができる。その一方で 精巧に作られた彫刻のような美しさがあり、幸福感の追求と同義のダンスミュージックとしての機能美を充分に持ち合わせている。 彼の持つ無邪気な音楽への探究心が具現化した今作は、それぞれのリスナーに多様な解釈を許容する懐の深さがあり、一見して反するような いくつもの要素が同時進行していくことで時間感覚が伸縮するような不思議な体験を与えてくれるだろう。そして、音楽の楽しさを改めて 全身で追体験していくように、あなたの喜びに触れる作品となるだろう。