Araçá Azul

Caetano Veloso

「音」で「自然」を表現するカエターノの実験的な1972年作。
自然音にさりげなくも濃厚な音響効果が絡むコラージュで10分を超す大作「Sugar Cane Fields Forever」は、爆音で聴くとドゥームメタルも可愛く聞こえるぐらいの熱量。たまに入ってるボサやロックの良曲も邪魔に感じてしまうほど、音楽という制限の中で、音と声による景色の組み立てへの渇望、執念を感じる。普通の曲なんて入れたくなかったのではないか、と思えるぐらい。当時は難解すぎて全く売れなかったらしい。今出しても全く売れないだろう傑作。(henrytennis 奥村氏のコメントより)

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