Synthese

M-Koda

2011年の1stアルバム『moss』以降コンスタントに作品を発表、高い評価を得た2013年の3rdアルバム『Generating Arrow Diagram』を経て、仙台をベースに積極的な活動を続けるSatoshi KodamaによるソロプロジェクトM-Koda待望の新作4thアルバムが完成。

細部に渡り流麗に表現されたグリッジや美しいテクスチャーの電子音響といったオリジナリティーはそのままに、あたかも一筆書きのように滑らか表現されたクリアなサウンドは時にエレガンドに優しく、特にアグレッシヴに激しく、遥か上空を雄大に舞うかの如く流れる音の波と粒となり、ビートメイキングを軸にサウンドプロデュースされた各楽曲の魅力と相まってアルバム全般を貫いています。

「もともと好きだったベルリンサウンドに影響を受けている部分が強く、電子音楽的な曲調を意識しました。シンセサイザーでプリセットを使わずゼロから音を作ったり、またビートもシンセサイザーを使い作っています。 あえてシンセサイザーのパラメーターを不安定にする事によって音的な部分でのクセや、偶発性が出るようにしています。良い音がプリセット化され簡単に手に入る時代だからこそ、あえてゼロからの音作りにこだわりました。」(M-Koda)

10年代中期を飾るエレクトロニック・スタンダードの1作と言っても過言ではない作品に仕上がった。

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