Thumbtacks and Glue

Woodpigeon

"大所帯楽団フォーク"から脱却し、ちいさな物語を探した末に到達したソリチュード。 かつて「カナダのスフィアン・スティーヴンス」と呼ばれたストーリー・テラーが歌う「世界でいちばん悲しい歌」。

2010年にリリースしたアルバム『Die Stadt Muzikanten』がヨーロッパやアメリカで好セールスを記録し、その後、ホセ・ゴンザレス(ジュニップ)や グリズリー・ベア、パトリック・ウルフな どとのツアーによって着実に評価を高めているカナダの実力派シンガー・ソングライター、ウッドピジョンこと マーク・ハミルトン。約3年ぶりとなるニュー・ アルバムが満を持してリリース!

「マーク・ハミルトンの世界観を表現す るためのプロジェクト」として2005年にスコットランドのエディンバラでスタートしたウッドピジョンは「カナダの スフィアン・スティーヴンス」あるいは 「カナダのベル・アンド・セバスチャン」と評された2006年のデビュー作『Songbook』以降、これまでに 70名以上ものバンド・メンバーが関わっ てきました。ドイツ系オーストリア人である祖父母の物語から自らのルーツをたどった前作『Die Stadt Muzikanten』 以降、実際に彼の祖父母と母のバックグラウンドであるウィーンに移住し、主にソロで多くのツアーをこなし、シンガー・ソングライ ターとしての 主体性と喜びを認識することで、大きな成長をとげてきました。

そして、待望の新作となる『Thumbtacks + Glue』。再び従来の自叙伝的でパーソナルなソングライティングへと立ち戻っていますが、その珠玉の メロディーはそのままに、サウンドは「オーケストラ ル・フォーク~ポップ」という、彼の音楽が常にそのように評されてきたジャンルを完全に突き抜けた、 より強靭なものへと変化しています。これまでのウッド ピジョンの楽曲では考えれなかったノイジーなギター・サウンドに驚かされるかもしれませんが、 胸を締め付ける繊細でビタースイートなマーク・ハミルトンの 歌声と、豊潤なアンサンブルが織りなすクオリティーは、世界でもっとも過小評価されていると 言えるかもしれない同郷の偉大なバンド、グレート・レイク・ス イマーズに並んだと言ってもいいでしょう。さらにはマムフォード・アンド・サンズやオブ・ モンスターズ・アンド・メンといったヨーロッパの同時代のフォー ク・ロック・バンドとも共振するサウンドへの変化は、新たにUKの老舗レーベルFierce Pandaと 契約したことからもその実力が評価されたことの証明であり、今後より大きなステージでの活躍が期待されます。(Amazon.co.jpより)

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