ベルリンのアーティスト「Robert Henke」によるプロジェクト「MONOLAKE」。内向的なサウンドでありながら激しさも併せ持つ仕上がりとなっている。心の中にある葛藤などと向き合いたいときに聴いてみたくなる作品。自宅で聴くのもおすすめ。
MONOLAKE名義での通算7枚目となる本作「SILENCE」は、ROBERT HENKEが08年11月から09年9月までの約10ヶ月を費やし(その間にも本名名義のアルバムや各地でのインスタレーションを精力的にこなしている)完成させた作品である。ベルリンの歴史的建造物であるケーブル工場やラスベガス、フランクフルト、東京の空調設備やタービンの音など、世界各地のフィールド・レコーディングスが使用され、それらがMONOLAKEのトレードマークといえるABLETON LIVEやMAX/MSPで作り出された硬質なエレクトロニクスと融合、また時には反発しながら強力な磁場を発生させている。"琴のような音色の幻想的なメロディーが鮮烈なインパクトを残す" Infinite Snow、"くぐもった音響の中からごつごつとしたブレイクビーツが打ち込まれる"Avalancheなど、インダストリアルからアンビエントまで各楽曲のテイストは幅広くBPMもばらばらだが、どれもMONOLAKEにしか創りえないオリジナリティーに満ち溢れている。また本作は、ROBERT HENKEの理想とするリスニング環境にできるだけ近い環境で聴いてもらいたいという意図で、曲間にクロスフェードが施されているため、全体をひとつの楽曲のように捉えることも可能だ。他の追随を許さないこの圧倒的なハイファイ・サウンドはぜひヘッドフォンで、それもできるだけ大きい音量で聴いて頂きたい!今までのアルバムの"夜"のイメージを覆す雪景色のジャケットにも注目!(Amazon.co.jpより)
- Watching Clouds
- Infinite Snow
- Null Pointer
- Far Red
- Avalanche
- Void
- Internal Clock
- Shutdown
- Reconnect
- Observatory