スウェーデンのユニット。独自の世界観を持つ音の世界に魅了されてしまうであろう1枚。エレクトロニカなどの電子音楽をベースに様々な影響が見え隠れする内容となっている。自宅での食事時間に、お店のBGMに是非プレイしたくなる作品。
2006年にリリースされた「Silent Shout」が全世界で高く評価されたスウェーデン出身の姉妹ダーク・エレクトロ・デュオ、 The Knife 。彼女たちは人気絶頂にあった2007年に突然の活動休止を発表したが、その後、 Deus の2008年作「Vantage Point」、 Royksopp の2008年作「The Understanding」と2009年作「Junior」にヴォーカリトとして参加していたカリン・ドレイヤー・アンダーソンが新たに立ち上げたソロ・プロジェクト。 The Knife でサウンドの核を担っていた彼女は出産を経験した後の覚醒感と倦怠感が同居した非日常的な精神状態を曲に落とし込み、 The Knife のエンジニアである Christoffer Berg 、そして、ストックホルムのプロダクション・チーム、 Van Rivers & The Subliminal Kid のもとで、それらを具現化。完成したファースト・アルバムは、彼女の心象風景をエレクトロニクスとギターやパーカッションといったアコースティック楽器が同居するミニマルかつムーディーなトラックで描き出している。ファースト・シングルの "If I Had a Heart" で聴くことが出来る男性的なヴォーカルは変声ソフトで変換したものであるが、北欧の民族音楽に通じていくような彼女の歌声はエモーショナルなうねりを生み、聴き手を美しいダーク・ファンタジーの世界へと押し流してゆく。(iTunes Reviewより)
- If I Had a Heart
- When I Grow Up
- Dry and Dusty
- Seven
- Triangle Walks
- Concrete Walls
- Now's the Only Time I Know
- I'm Not Done
- Keep the Streets Empty for Me
- Coconut