ジャズに捕われず様々なジャンルの名曲を積極的に歌い上げている作品。全体的にまったりとした雰囲気なので眠る前に聴いておけばいつの間にか眠ってしまうだろう。
1996年に発表したブルーノートでの第2作。前作『Blue Light Til Dawn』もそうだったけど、ブルーノート入りしてからのカサンドラ・ウィルソンはジャズ・ナンバーだけでなく、ブルースやフォーク曲なども積極的に取り上げるようになった。 ちなに本作はオリジナルが5曲で、ほかにU2、サン・ハウス、ハンク・ウィリアムス、ニール・ヤング、さらにはモンキーズのヒット曲まで取り上げていて、まったくもって驚きの選曲だ。これに関してカサンドラは以前インタビューした時、こんなふうに言っていた。「プロデューサーのクレイグ・ストリートの意向でもあった。でも私の場合、デビュー当時はギターの弾き語りでフォークやブルースを歌っていたから、別に唐突というわけではない」。<1>はビリー・ホリデイの名唱で知られる曲だが、カサンドラはビリーにインスパイアされながらも完全な自己流で歌っていて、ビリーとはまた違った意味で感動的だ。バンジョーやペダル・スティールなどを加えた独特の楽器編成もユニーク。(Amazon.co.jpより)
SongList
- Strange Fruit
- Love Is Blindness
- Solomon Sang
- Death Letter
- Skylark
- Find Him
- I'm So Lonesome I Could Cry
- Last Train To Clarksville
- Until
- A Little Warm Death
- Memphis
- Harvest Moon