nothings66 待望の新作は、山梨県在住、独 Traumや mule electronicからリリースを続けてきた Kosuke Anamizu によるソロプロジェクト、moshimoss の最新作「endless endings」 米 dynamophone からひっそりとリリースされた 1st Album は その類希な内容の良さと湧き上がるような美しさから、ただ放たれただけにも関わらず 音楽だけが一人歩きをしながら、ゆっくりと人々の心に辿り着ていきました。 モンタナの Billings Gazette や US の Utne Reader では Max Richter らと、 日本の music times などを筆頭に世界中の媒体やブログに取り上げられ、 Sigur Ros の新曲と称された楽曲は YouTube で 50 万回再生を誇る。 目立った活動をせずとも Facebook のファン数は 1000 人を超えるなど、 その愛おしい旋律や夜明けの息吹を感じられるような音楽性は、 世界中を旅しながら沢山の人の心を動かし続けています。 2012 年には FujiRockFestival への出演も果たし、 3 年の時を経て、遂に moshimoss の 2nd Album が完成しました。 前作の叙情的で追憶にふけるようなサウンドスケープはそのままに。 1 曲ごとに姿を変えるギターや鍵盤、数々のシーンで記録されたフィールドレコーディング、 大地の果てや夕映の空を象徴するかのようなシンセ、 名前の無いテープ古いテープから聴こえてくるようなボイスサンプルなど、 おびただしい数の有機的な粒子が溶け込み、揺らめく世界が実に精巧に生成されています。 さらにアイスランドでとてもポピュラーなバンド Rokkurro からボーカリスト/チェリストである Lily and Fox の唄声をフィーチャーしたトラックも封入されています。 マスタリングにはなんと Nils Frahm を起用。 ミニマル・ダブなどで培ってきた音響の感覚なのであろう、 普遍的なエレクトロニカ/アンビエントとは決定的に違う独特の響き。 どこまでも続く、終わりのない終わりが、確かにここに存在しています。 次々と折り重なる深淵のアンビエンスが、聴き手を優しく暖かく包み込む、稀代の感動作です。