It All Falls Apart

Review

It All Falls Apart

It All Falls Apart

The Sight Below

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とても静かで緊張感のある作品。シューゲイザー的な要素も持ち合わせており、ギターの響きがとても美しい。独自の世界観は聴くもの全てを巻き込んでしまう、作品の持つ勢いに圧倒的される1枚。

アメリカ・シアトルを拠点に活動する新鋭アーティスト:The Sight Belowのセカンド・アルバムが、前作同様にDabryeやMathew Dear、そして最近では、ここ日本でもヒットを記録したSchool Of Seven Bellsを筆頭にLusineなどなど、歌心溢れるエレクトロニカ/ロック/ポップ作品をリリースし、高い評価を受けそのファン層を広げるデトロイトのカッティング・エッジなレーベルから登場。アルバム未収録トラック3曲収録したデビューEPが2008年8月にフリーダウンロードという形で発表され、そのアンビエントな4つ打ちトラックと幻想的で空間的なシンセの融合が玄人筋で話題となった謎多きアーティスト。淡々と繰り返される4つ打ちに北欧エレクトロニカをも思わせるアトモスフェリックなシンセ、消えてはまた浮かび上がる色彩豊かに奏でられるギター、Wolfgang Voistのアンビエントユニット:GASのように蠢き形成されていくアンビエント。2009年2月にリリースされたファースト・アルバム『Glider』ではそのGASに共通な感覚を覚えるアンビエント・ミニマルからSlowdive等のシューゲイザー・サウンドをも彷彿とさせる完成度が極めて高いトラックが満載でその他The Field等ドイツ・ミニマル勢からBasic Channel、Slow Diveのシューゲイザー・サウンド、70年代後期~80年代初頭のBrian Enoのアンビエントサウンドが緻密に結びついて完成されたような実験的でありながらも幽玄的で美しいアンビエント・ミニマル盤としてここ日本でも玄人筋で密かに話題を呼んだ。そして今回発表される待望のニューアルバム『It All Falls Apart』。上記でも影響の一部を垣間見ることが出来るシューゲイズサウンドの代名詞とも言えるバンドSlow Diveの元ドラマー:Simon Scottを招いて制作された。前作同様に内省的だがその分際だって美しく、その幻想的なシンセと刻まれるイーヴン・キックの鼓動が深い酩酊へ誘う。ここまで情感溢れるグレースケールは未だにあったのだろうか、ファースト・アルバム『Glider』と共に是非手にとって聴いて頂きたい1枚だ。(Amazon.co.jpより)

SongList
  1. Shimmer
  2. Fervent
  3. Through The Gaps In The Land
  4. Burn Me Out From The Inside
  5. It All Falls Apart
  6. New Dawn Fades
  7. Stagger
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