Este Es Jose Antonio

José Antonio Méndez

キューバのメローでモダーンなヴォーカル・ミュージック=フィーリンの決定盤 新発見のステレオ音源を使用した驚きの音質で復刻!

1940年代後半~1960年代に掛け、キューバで興ったモダーンなヴォーカル・ミュージックのムーヴメント、フィーリン。 ブラジルでボサ・ノヴァが生まれたのとちょうど同じ時期に、それまでのボレロやトローバといた歌謡音楽に、ジャズなどの影響を受け生まれたのがフィーリンです。 そのフィーリンの最大の立役者であったのがこのホセ・アントニオ・メンデス。 本作は、キューバ革命直後の1959年にキューバに戻り録音された音源の復刻となります。 ここでホセ・アントニオ・メンデスが共演者(伴奏)として選んだのは、1940年代のフィーリン・ムーヴメントの仲間だった、ピアニストのフランク・エミリオ。 フィーリン誕生の試行錯誤をしていたときにホセ・アントニオは、この盲目の天才ピアニストやもう1人のフィーリンの巨人セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルス、そしてあのオマーラ・ポルトゥオンドたちと、ロキバンビアというグループで活動していました。 また、後半ではギター弾き語りを中心にしたスタイルや、当時のもっとも有名だった編曲者でオーケストラの指揮者だったラファエル・ソマビージャによるストリングスやフル・バンドをバックにした曲も収録。 フィーリンの最高の理解者たちをバックに、ホセ・アントニオはそれまでにもましてスモーキーでまろやかな歌声で、天性のヴォーカリストとしての凄さを聞かせてくれています。

さらに今回、音源元のキューバ、エグレム・レーベルの倉庫から状態の良いステレオ音源が新たに見つかり、その音源を元にアナログ的な感覚を生かしたマスタリングを施して復刻しました。

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