Review
Atlas
Ulises Conti
http://www.flau.jp/artists/ulisesconti.htmlモダン・クラシカル、エレクトロニカ、アンビエント、ガレージロックとボーダーレスに活躍し、
そのイマジネイティブな孤高のサウンドスケープで注目を浴びるアルゼンチン・ポスト音響派の貴公子Ulises Conti(ウリセス・コンティ)。
過去10年に及ぶソロキャリアからセレクトされた楽曲は、洗練された優雅さと深い叙情性を持ったピアノ・ソロ、
ヴィオラやバイオリンとのメランコリックな 掛け合いが美しいクラシカル作品、まるで深海の中にいるようなアンビエント、
アメリカーナのニュアンスを見事に取り込んだ牧歌的フォークトロニカまで、バラエティ豊かな全編を通し、
耽美かつ映像的なUlises独自の美的感覚が貫かれた集大成的作品になっています。
Ulises Conti(ウリセス・コンティ)は、1975年生まれ、アルゼンチン・ブエノスアイレス出身のコンポーザー、マルチ・インストゥルメンタリスト、
サウンド・アーティスト。数多くの映画・舞台音楽を手がける他、ロラ・アリアスとのコラボレーションを含め、
自身の主宰するMetamusicaより7枚のアルバムをリリース。Alejandro Franov(アレハンドロ・フラノフ)らが参加し、
アルゼンチン音響派をネクストステージに運ぶ狼煙を挙げた怪作『Iluminaciones』(通称・タコジャケ)でデビュー。
ガレージ・ロック〜アシッド・フォーク、フォルクローレの古典からColleenまでをフォローする現代的な感覚と、
ウィットに富んだ独創性溢れる楽曲で注目を浴びている。
アメリカでのアーティスト・イン・レジデンス、ドイツでの舞台音楽、BEACH HOUSEとの共演など、
様々な国を旅して培われた無国籍で既成の概念に捉われない様はまさに孤高。
シネマチックなオーケストレーションからGonzalesを彷彿とさせるようなロマンチックでエスプリの効いたソロピアノ、
先鋭的なエレクトロニクスまでを華麗に使いこなすアルゼンチン・ポスト音響派屈指の才能です。
- Cañones ocultos entre las flores
- Budapest
- El chico de la moto
- Manuel
- West Hollywood
- La sed
- Canción de despedida
- Museo de la tentación
- Playa nevada
- Extrañas luces caen del cielo
- Adivinación en lagos
- Cuarto suspendido
- Luz de un cuerpo
- Preludio
- Distancias olvidadas